【特別企画】福島第1原発事故の現状と本質
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巨大地震と大津波、そして原発震災
地震直後の福島・原発の町
豊田直巳
大津波から3日目の3月14日、福島県相馬市からさらに南下した南相馬市で、大津波の被害を取材していた。すると突然、東北電力原町火力発電所の重油タンク脇で大きな火災が起きた。大津波でさまざまに甚大な被害があっただけでなく、目に見えない傷跡が残る建物や工場は不安定な状態にあり、続く大きな余震がかろうじて保っていたバランスをくずして、このような災害が続いていた。その震災の地を襲った新たな大火事を撮影し、同時に、福島原発震災の影響を調べようと、車に積んでいた放射線測定器を取り出した。…
インタビュー
チェルノブイリの段階へ進む福島第1原発事故
「想定外」という言い訳はウソ
槌田敦・元名城大学教授に聞く
地震と共に発生した福島第1原発事故。事故から3週間以上が経った今も収束する様子は見えず、放射性物質の拡散が進んでいる。事故はなぜ起こったのか、現在どのような状況なのか、専門家の槌田敦・元名城大学教授に聞いた。