龍岳山(平壌市):岩肌と緑のコントラストが美しい山
広告
峰の形が龍を思わせるところから、龍岳山と名づけられた。
標高292mとさほど高くないが、平壌市では一番高い山。
「平壌八景」の一つで「平壌の金剛山」と呼ばれている。
山中に忽然と姿を現す高句麗時代の遺跡
龍岳山は、平壌の中心部から西方13km離れた標高292mの平壌市でもっとも高い山。1億4000万年前から7000万年前の地殻変動によってできたと推測されている。龍岳山には歴史的な遺跡も多い。山の中腹に位置する法雲庵は、高句麗時代の392年に建立された。高句麗19代の広開土王が平壌に首都を移す際に建てた9つのお寺の一つで、朝鮮でもっとも古いお寺の一つである。現在の建物は李朝中期の17世紀に建てられたもの。
文・写真:琴基徹