特集:アニメーションの世界!
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絵や人形などが生きているように動き出すアニメーション。その魅力は、ジャンルの多様性と表現方法の自由度の高さなど。アニメは世界で広く発展し、子どもだけでなく大人も楽しめる数々の名作が作られてきました。今月は、そんな幅広いアニメーションの世界の中から、「朝鮮のアニメ事情はどうなっているの?」という読者の疑問に答えるとともに、日本のアニメ業界で働く同胞たちやお薦めアニメなどを紹介します。
才能あふれる人材と潜在的パワー
ネルソン申さんに聞く北南朝鮮アニメ事情
ハリウッドなどを舞台に人気作品を数多く手がけ、初の北南合作アニメ「王后沈清」(2005)の制作指揮も務めたネルソン申さん(米国在住)に北南朝鮮のアニメーション事情やアニメーションの未来などについて聞いた。
朝鮮アニメの世界観
朝鮮ではアニメを児童映画(아동영화)と呼ぶ。その名の通り、幼稚園児と小学生(朝鮮では6~10歳)の心と知識を育むことを目指し、50年前から国家的な力が注がれている。朝鮮初のアニメ制作集団、4・26児童映画撮影所(平壌市)のキム・グァンソン副総長から朝鮮アニメの世界と半世紀の歴史を語ってもらった。
朝鮮のアニメ制作集団 4・26児童映画撮影所に突撃取材!
朝鮮でアニメはどう作られているのでしょうか―。日本ではあまり知られていない、制作の現場、制作者の素顔…。朝鮮アニメの歴史を切り開いてきた4・26児童映画撮影所を紹介します。
「毎日かあさん」の制作デスクです 兪炳宅さん
「クレヨンしんちゃん」の背景画描いています 金純愛さん
巨大な日本のアニメ産業。その中で働く在日朝鮮人も少なくない。アニメ制作、アニメーターとしてメジャーなアニメ作品の制作に携わる2人の業界人に、仕事の内容や仕事へのモチベーションなどについてきいた。
アニメーション作家 山村浩二さんに聞くアニメーションの魅力
―絵が動くよろこび、映像そのものを楽しんで
もちろんその作品ごとのテーマですとか、いろいろ違うものはあるんですけど、そうではなくアニメーションの映像そのものを楽しんでもらいたいというか。絵画を見た時でも、そこにメッセージ性を読み取って楽しむ人もいれば、描かれたものの形の美しさだとか、画家の技巧だったりを観る人もいる。そうやって美術を楽しむような感じで、アニメーションそのものを、いろいろな見方で見てほしいなと思います。
アニメ好きがお薦めする! 心のなかの名作、傑作、意欲作
アニメ作品は、実写よりも制約が少ない分、意欲的な作品が多い。CGがなかった昔は特にそうだ。また、マンガが原作としてあり、それをアニメにする場合が多いが、そこでもマンガがアニメになったときにどのように「進化」したのかという楽しみがある。誰にも1つや2つは、心に残るアニメ作品があるはず。4人のアニメ好きにお薦め作品を挙げてもらった。
月刊誌イオでの特集掲載内容
- 才能あふれる人材と潜在的パワー
ネルソン申さんに聞く北南朝鮮アニメ事情 - 朝鮮アニメの世界観
- 朝鮮のアニメ制作集団 4・26児童映画撮影所に突撃取材!
- 「毎日かあさん」の制作デスクです 兪炳宅さん
「クレヨンしんちゃん」の背景画描いています 金純愛さん - アニメーション作家 山村浩二さんに聞くアニメーションの魅力
―絵が動くよろこび、映像そのものを楽しんで - アニメ好きがお薦めする! 心のなかの名作、傑作、意欲作