「水曜日」は女たちの意思表示の日
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ブーゲンビリアのきちきち日記
米軍基地がある神奈川県から基地反対、戦争反対を訴える。ネコや花など自然の写真もたくさん掲載されていて、心が和むブログとなっている。http://blog.goo.ne.jp/naha_2006
沖縄の次に米軍基地が多いのは、神奈川県です。相模原市だけでも相模補給廠、相模原米軍住宅、キャンプ座間の3つがあります。キャンプ座間(座間市、相模原市に広大な土地)では、米陸軍司令部と陸上自衛隊司令部が2005年の「米軍再編」から「日米軍一体化」になってきています。米軍基地は世界のあちこちに散らばっていますが、在日米軍だけが基地強化、恒久化されています。
韓国、ドイツの米軍は縮小されています。韓国は段階的に1万2500人減らします。面積は3分の1に縮小されます。ソウルの中心部の米軍基地を返還する代わりに、オサン空軍基地や陸軍のキャンプハンフリーのあるピョンテクに、新しい米軍センターを作りました。ピョンテクでは、畑を奪われた農民や、市民、学生の、勇気ある激しい闘いがありました。
ドイツでは、7万2000人の米陸軍を半分に減らします。もはや数ではなく、迅速に展開する能力が求められているのです(岩波ブックレット「米軍再編」梅林宏道著より)。韓国の江華島の非武装地帯近くに行って来ました。私の考えですが、在韓米軍はソウルから南へ撤退して、非武装地帯も観光化して、のんびりしていました。日本にいると正しい情報は入りにくいようです。「脅威」がどこかにないと困るのは、日本政府からお金を巻き上げたいアメリカだと思います。
2010年には、日米安全保障条約改定から50年になりました。歴史の転換期、在日米軍の在り方が問われています。なぜ、いつまでも毎年2000億円近い「思いやり予算」を出さなければならないのでしょうか。名前を変えてもお金はお金、市民の税金です。今、日本では自殺とわかっている死者だけで年間3万人、行方不明や死因が特定できない人を含めると、年間10万人が、不幸な人生の終わり方を強いられ、それが10年連続しているという現実があります。
「米軍再編」にかかる費用も、日本政府の負担は3兆円と言われています。日本もアメリカも財政難です。私は確信を持って、戦争のための基地はいらないと言えます。自分の住む街から米軍も自衛隊も出て行ってほしいと思います。なぜ、この植民地状態を継続したいのか不思議です。戦争ばかりしている国と、憲法で戦争放棄といっている国と、どちらがいいでしょうか。日本政府は、なぜ、いつまでアメリカの言いなりになっているのでしょうか。
キャンプ座間バス停では、毎週水曜日、午後1時半から3時半まで、10人ほどの女たちが、座り込みをしています。「バスストップから基地ストップの会」の「水曜日」は女たちの意思表示の日。基地はいらない。アメリカの戦争にまきこまれ、被害者にも加害者にもなりたくない。イラク、アフガニスタン、沖縄などを犠牲にして幸せに暮らせるでしょうか。なんの後ろめたさもなく、平和だと思えるでしょうか。
イオ編集部より3つの質問Q1:ブログを始められた動機は? A:2005年10月「米軍再編」中間報告の重大さに気づき、とにかく多くの人に知ってほしいとパソコンを覚え、2006年3月にやっとブログができました。 Q2:ブログを通して一貫して訴えたいことは? A:2005年12月沖縄に初めて行き、沖縄に注目しがちな米軍基地問題だけれど、自分が住む街にもキャンプ座間米陸軍司令部があり、自衛隊も一体化していることを知りました。ここが、アメリカが最も重要だと思っている「米軍再編」の要であることは、あまり知られていない。でも、むずかしい話ばかりでは読者が限定されると思うので、猫と花の写真などをたくさん載せています。 Q3:お薦めのブログがあれば紹介してください A:海鳴りの島から |