花煎(ファジョン)、水煎菓(スジョングヮ)
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花煎(ファジョン):その昔、王妃が摘んできた花をのせて焼いた。
水煎菓(スジョングヮ):干し柿は二日酔いに効果あり
花煎(ファジョン)材料
もち粉 | 300g |
塩 | 小さじ1/2 |
熱湯 | 1カップ |
ツツジ | 20枚ほど |
はちみつ | 適量 |
ゴマ油またはサラダ油 | 適量 |
作り方
- もち粉はボールに入れ、塩を入れ、熱湯を少しずつ入れながらよくこねる。これを、うずら卵の大きさ(約35g)にちぎり丸めて平らにおさえ、直径約6cmに丸くのばす。
- ツツジはオシベ、メシベをとり、花びらを傷めないようにすすいで水気をとる。
- フライパンにゴマ油をひいて熱し、もちをのせてこがさないよう弱火にして両面を焼き、中まで火を通す。片面に花びらをつけて焼き別の器にとり、はちみつをスプーンで少しとってつける。好みで砂糖をつけても良い。
水煎菓(スジョングヮ)材料
干し柿 | 10個 |
水 | 5カップ |
ショウガ | 100g |
砂糖 | 2/3カップ |
シナモンスティック | 3本 |
松の実 | 大さじ1 |
作り方
- ショウガは皮をむいて薄切りにし、5カップの水とシナモンスティックを入れて煮立て、3~4分沸騰させてショウガだけ取り出す。そこへ砂糖を入れて再度煮立てすぐ火を止めてシナモンスティックを取り出し冷ます。
- 干し柿はヘタを取り形を丸く整えて深めの器に入れ①の汁を注ぐ。干し柿がふやけて柔らかくなったらよく冷やして取り分け、松の実を散らしていただく。
作った人
鄭在南さん(東京都調布市在住)
料理研究家。1934年に慶尚北道に生まれ、6歳の時に日本へ渡ってきた。20代の頃、朝鮮の宮廷料理に魅せられ、その後自らも宮廷料理を学ぶ。現在、自宅で朝鮮料理教室を開いている。