特集:東日本大震災
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この地震は、東北・関東地方に甚大な被害をもたらした。特に津波に襲われた岩手、宮城、福島の太平洋岸地帯は壊滅的な打撃を受け、町そのものが波に飲み込まれた。
また、福島第1原子力発電所で大きな事故が発生し、今もなお収束の気配を見せず放射能性物質を放出し続けており、放射能汚染の危険が日々拡大している。
東日本大震災は、東北・関東の同胞社会にも大きな被害をもたらした。
宮城県を中心に、少なくない同胞が死亡・行方不明となり、多くの同胞が避難生活を余儀なくされている。
3月11日午後、総聯中央は緊急対策委員会を設置、各地域の総聯組織との連携のもと同胞たちの安否確認と救援活動を続けている。
また、日本全国の同胞・日本人が被災地への支援活動を展開、支援の輪は海外の同胞にまで広がりを見せている。
【東日本大震災被害同胞救援募金】
口座名:東日本大震災被害同胞救援募金
口座番号:ハナ信用組合 本店営業部/(普) 1131243
現地ルポ・宮城
町が、家が、人が消えた
生と死の狭間で見た同胞のきずな
東日本大震災で最も大きな被害を受けた宮城県。同胞たちは自宅や店舗を津波にさらわれ、いつ止むとも知れぬ余震の恐怖に震えながら苦しい生活を送っている。3月31日現在、同胞死者は6人で、安否が確認されていない人々も多数いる。
苦難乗り越える決意胸に 東北朝鮮初中級学校で卒業式
被災地に広がる 助け合いの輪
現地ルポ・福島
震災と放射能に募る不安
見えない恐怖、「それでも前へ」
震災と原子力発電所の事故による放射性物質の漏えいという「ダブルパンチ」に苦しむ福島県。未曾有の大災害に見舞われた同胞たちは今、目に見えない放射能の恐怖に不安を募らせながらも、元の生活を取り戻すため懸命の取り組みを続けている。
現場手記・福島
避難所生活から見えてきたこと 金宗仁
現地ルポ・岩手
壊滅の町で見た小さな一歩
岩手県沿岸部・釜石、大船渡、大槌
防潮堤はものの見事に乗り越えられ、破壊され、人も町もすべてが飲み込まれた。岩手県東部の釜石市、大船渡市、大槌町。総聯緊急対策委員会岩手県本部の一行とともに同地に入ったのは、3月26日だった。大震災から2週間が過ぎていたが、「復興」という言葉を、この時ほど遠くに感じたことはない。しかし、その中でも、小さな一歩でも、前へ進もうとする同胞たちの姿があった。
現地ルポ・茨城
学校を拠点に同胞救援活動
非日常の中の日常
エッセイ・被災地を訪ねて
今こそ16年前の恩返しを 兵庫救援隊に参加して 金秀勇
被災地で食べた最高に美味しく温かいラーメン セセデ支援隊に参加して 朴英二
大地は揺れても、笑顔で行こう! コマプレス、大阪から仙台へ 朴思柔