特集:被災地のトンポたち
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地震と津波など、東日本大震災の残した傷跡はいまだ癒えず、余震や放射能の問題が復興への歩みを妨げている。未曾有の大災害に見舞われた地で同胞たちは今、何を思い、どう暮らしているのか? 被害を受けた朝鮮学校の現状は? 震災から1ヵ月以上が経った岩手、宮城、福島、茨城の各被災地の同胞たちの姿を伝える。
現地ルポ 被災地の同胞たちの生活は
【福島】
失われた日常、生活は依然不安定
復興阻む原発問題と余震現地ルポ・宮城
悪夢のような震災から1ヵ月。福島で災害は現在進行形だ。福島第1原子力発電所の放射性物質漏えい問題、依然続く余震が人々の不安をかき立てる。復旧・復興は思うように進んでいない。
【宮城】
不安の中、再生への光を見つめる
復興へ歩みだした宮城同胞社会のいま
4月下旬、宮城県を訪れた。東日本大震災の被害をこうむった同胞を訪ね、震災から1ヵ月以上が経った被災地の「いま」を取材した。そこには失意や不安、それぞれの不条理を抱えながらも復興へ向かう人々の姿があった。
【岩手】
「余震が怖い」「必ず店再開させる」
生活再建への不安と明日への希望入り混じる
東日本大震災から1ヵ月以上がすぎた4月21~23日、岩手県をたずねた。ガソリン問題やライフラインの復旧など、生活面で緊急を要する問題の多くは解消されていたが、被災の痕跡はまだいたるところに残っていた。言うまでもなく甚大な被害を受けた沿岸地域、そして内陸地域それぞれの同胞たちの現状をまとめた。
現地ルポ:被災地のウリハッキョは今
【福島朝鮮初中級学校】待ち望んだ再開に笑顔
郡山市にある福島朝鮮初中級学校では東日本大震災と原発事故の影響で延期されていた卒業式を4月8日に、入学式を11日に行い、翌日から新学年度の授業が始まった。3月11日から止まっていた学校の時間が再び動き出した。
【東北朝鮮初中級学校】手作りの校舎で再開
東北朝鮮初中級学校(宮城県仙台市)は震災により校舎が半壊するなど、大きな被害を受けた。同校では4月11日、入学式を行い翌日からは新学期が始まった。寄宿舎の一部を使っての授業など困難のなかでも、同校は活気を失っていない。
【茨城朝鮮初中高級学校】「東北の同胞たちを力づけたい」
東北各県から生徒たちが通う茨城朝鮮初中高級学校。学校側はどのように被災地出身の生徒たちを受け入れたのか、また生徒たちは学校生活を送るかたわらで何を思っているのか聞いた。
震災関連法律相談 Q&Aこのたびの東日本大震災で被災された方たちに対し、行政や民間の金融機関などによる復興支援策が講じられています。このたび新設された特例措置などもいくつかありますので、参考にしていただければと思います。 震災支援お役立情報震災から2ヵ月が経ち、被災地は直後の混乱状態から脱しつつあります。いま被災地で必要とされるものは何か? どのような支援ができるのか? ここでは、救援募金の口座をはじめ、広がる支援のための動きに関する情報や、現地の様子を知るためのサイトを紹介します。個々人が何ができるのか、支援のために役立ててください。 |