ESSAY 被災はいま① 宮城
by
leesangyong
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地に足つけて、焦らずに
初夏の中で感じる復興の息吹
崔志学(東北朝鮮初中級学校教育会総務部長、宮城県青商会副幹事長)
宮城県青商会のメンバーたち(東北朝鮮初中級学校の校門の前で、写真前列左から2人目が筆者、筆者提供)
東日本大震災から3ヵ月という時が過ぎた。
仙台市の東北朝鮮初中級学校では、初夏の爽やかな陽気の中、6月12日の運動会本番に向けて児童・生徒、教員が練習漬けの忙しい日々を送っている。
こちらもそんな光景をのんびり眺めている暇はまったくなく、大自然の中に建つ学校に同胞たちを迎えるため、児童・生徒たちと同じくすくすく育っている雑草をただひたすら根こそぎ刈りまくるというエキサイティングな日々を送っている。
東北朝鮮初中級学校の施設のペンキ塗りを行う宮城県青商会のメンバー(筆者提供)
青商会「焼肉塾」が女川町で行った被災者支援の炊き出し(朝鮮新報提供)