てっぱん雅家

キャベツがたっぷり入った広島風お好み焼き

　　今年６月10日にオープンしたお店。ＪＲ博多駅から歩いて行ける好立地にある。屋号の「雅家」について店主の金弘基さんは、「二人の娘の名前に『雅』という字がついているから」と説明してくれた。サラリーマンをしていたが、「もともと食べることが好きでずっと飲食業をやりたかった」と、１年間、広島の鉄板焼き店で修行をして始めた。福岡といえば名物の食べものが多い街。しかし、鉄板焼き・お好み焼きの店はあまりないことから決めたそうだ。
　お好み焼きは正統派の広島風でキャベツがたっぷり入った分厚いボリュームと甘さが魅力の一品だ。キャベツにはこだわり、毎日、金さんが自分の目で見て一番いいものを仕入れている。すじコン（スジ肉とコンニャク）、キムチ、エビ、ゲソなどのトッピングも豊富、女性に人気なのがモチ・チーズ入りだとか。今後は関西風のお好み焼きも出したいと言う。その他、オリジナルのタレで焼くホルモン焼きや、有名な糸島豚をサムギョッサル風に料理した糸島豚ネギ塩焼、福岡でしか食べられない和牛丸腸焼きと、美味しい一品がメニューを飾っている。
　もうひとつのウリが焼酎の豊富さ。「赤兔馬」「魔王」「明るい農村」とめったに手に入らない焼酎のボトルがずらりと並んでいる。お店のコンセプトが「鉄板焼き居酒屋」で、「飲んで食べて楽しんでもらいたい」と金さんは語る。
　カウンターには店のどこからでも目に入る大きな鉄板が置いてあり、金さんが豪快にコテをふるう。目でもにおいも楽しめるお店だ。全部で26席。宴会にもちょうどいい。