きらく
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今「きらく」(2009年9月オープン)は、炭火焼肉と民族の家庭料理が楽しめる店。料理を仕切るチーフの申初美さんが子どものころから食べてきた味を再現した。「オモニの故郷は全羅南道で本当に料理が上手でした。舌が覚えているオモニの味を自分なりにアレンジしていますが、家庭料理をそのまま出して楽しんでもらいたいというのがお店を始めた理由です」と語る。朝鮮でも料理どころとして知られる全羅南道の家庭料理が堪能できるところが「きらく」の魅力だ。
食材にもこだわっている。自慢は季節の野菜をふんだんに使うこと。米子市は四季おりおりの野菜が豊富なことで知られている。キュウリやナス、ダイコン、カボチャと旬の野菜が家庭料理となって提供される。米子の近くには中国地方で一番高い大山がある。その麓からワラビなどの山菜も採ってくる。カボチャは自家栽培している朝鮮カボチャを使うこだわりで、食材は新鮮。
今からの寒い季節は鍋料理がお勧めだ。豆腐チゲ、キムチチゲ、海鮮チゲとメニューが並ぶが、「お客さんのニーズに合わせて、いろいろなアレンジもしています。メニューにない料理も楽しんでもらいたい」と申さん。常連さんたちには「裏メニュー」が人気だとのこと。焼肉はもちろん、サイドメニューが豊富で食が進む。
人気があるのはハンシクセット。テーブルにずらりと小鉢が並ぶ姿は豪勢で、ボリューム、味ともに申し分ない。女性客が多く、おかずとご飯だけを食べる人も多いというのもうなずける。「気軽に家庭料理を楽しんでください」と申さんは語る。全50席。個室もあり宴会にも良い。
〒683-0801
鳥取県米子市新開6丁目1568-16
tel.0859-35-2182
営業時間 11時~14時、17時~23時
月曜日定休(祝日は営業)
日替り定食1400円、カボチャのチヂミ580円、上ミノ720円、テッチャン600円、ヤンニョンカルビ650円、和牛ミスジカルビ880円、豆腐チゲ580円、海鮮チゲ800円