チーム一丸、さらなる高みへと
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朝鮮大学校ラグビー部の挑戦
1968年に創設された朝鮮大学校ラグビー部。
在日朝鮮人ラグビーの「父」と呼ばれる全源治監督(77、現名誉監督)の指導の下、
同胞ラグビー界に大きな足跡を残してきた。関東大学リーグ2部に昇格して
2年目の今年。より高い舞台を目指し挑戦を続ける彼らの歩みを追った。
10月下旬の某日夜。煌々とした照明の下、朝鮮大学校の第1運動場でラグビー部の夜間練習が始まった。専用の第2運動場以外に、ナイター設備のある第1運動場での練習を数年前から定期的に行うようになったという。選手たちのかけ声と屈強な肉体がぶつかり合う音がグラウンドに響き渡る。
関東大学リーグ2部の戦いが9月下旬からスタート。11月末までほぼ毎週末、試合が組まれている。強豪チームとの対戦に向けて、練習にも熱が入る。主将のCTB李明浩さん(体育学部4年、九州朝高)は、「目指すのは『ランニングラグビー』。ボールを常に動かし、走り続ける、グラウンドをいっぱいに使ったラグビー」と話す。