【特別企画】崔承喜生誕100年 世界に舞った朝鮮の舞姫
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朝鮮の舞踊家・崔承喜(1911-69)は1930年代から朝鮮や日本で絶大な人気を誇り、当時例のない世界公演を実現したスターだった。崔は日本の植民地下、朝鮮が世界地図から消え、民族文化の抹殺が刻々と進められた時代に流星のごとく現れた人々の希望だった。…
同胞社会と崔承喜
民族文化を守る意味、教えつづけ
崔承喜生誕100年に際し、日本でも各地で多彩な催しが開かれ、多くの同胞が崔の作品世界に触れその存在を再確認した。「任秋子民族舞踊団特別公演」(2011年12月5日、東京・北とぴあ)、「崔承喜生誕100年記念公演―朝鮮舞踊祭典」(12月4日、広島ALSOKホール)では、崔の代表作が上演され観客を魅了した。また、12月21日に開催される「崔承喜讃フェスティバル」(東京・文京シビックホール)では、崔が朝鮮に帰国したあとに制作されたフィルムが初公開される予定だ。
平壌で生誕100年記念行事
「沙道城の物語」が再演、崔承喜チュムチェの再教育も
平壌では崔承喜の生誕100年を記念する行事が2011年11月24~26日に行われ、崔承喜が創作した舞踊劇や基本動作が再演された。朝鮮では近年、民族性を生かす方途の一つとして「崔承喜チュムチェ(춤체)」を生かすための再教育が進んでいるという。
INTERVIEW
「舞踊への情熱、普通ではなかった」
弟子が見た崔承喜
洪貞花さん(人民俳優)
14歳の頃から崔承喜の指導を受けた、朝鮮の舞踊家・洪貞花さん(人民俳優、朝鮮舞踊家同盟中央委員会書記長)が朝鮮新報のインタビューに応じ、恩師の思い出を振り返った。