広がる日朝友好の輪
「6年ぶりの感動をもう一度」
公演終了後、金剛山歌劇団のメンバーと公演実行委員会メンバーが集まって撮った記念写真
人口5万8000人、世界一の鶴の渡来地として知られる鹿児島県出水市。ここ出水市で11月23日、6年ぶりに金剛山歌劇団の公演が行われた。
鹿児島県で金剛山歌劇団公演―。実はこれ、かなりすごいことなのだ。鹿児島県には同胞が少なく、出水市に住む者も数えるほどしかいない。しかし出水の同胞たちは、日本の友人たちと厚い信頼関係を築いている。公演実現の裏側には、この出水独特の「土地柄」が大きく関係していた。公演実行委員たちの面々は、大多数(32人中29人)が日本人だ。
出水市公演で特別に上演された群舞「カゴパ―鳥のように」。鶴の渡来地として知られる出水市にちなんだこの演目は、観客から大絶賛だった(写真下)
公演当日の「裏方」のようす。当日の担当業務を確認する実行委員とスタッフたち。ほぼ9割が日本の人たちだ
公演「虹の彼方へ」のようす。東日本大震災の被災地を応援しようという願いが込められた公演は、明るく元気の出るような演目がいっぱいだった
出水市はもとより鹿児島市や熊本県からもたくさんの日本市民が訪れ、公演に感銘を受けていた
公演後に行われた金剛山歌劇団と実行委員・スタッフたちとの交流会のようす。出水の人たちの誠意あふれるもてなしに、歌劇団メンバーたちは心からよろこんでいた