書くことは生きることそのものです− 柳美里
広告
『ピョンヤンの夏休み』が発売されました。
同胞のみなさんや、わたしの小説作品を長年読みつづけてくれている日本人の読者がなにを感じるのか、なにを考えるのか、とても楽しみにしています。
後半、白頭山登頂を書いているあたりで、単行本のページ数の大枠が決まりました。現状でも原稿枚数がかなりオーバーしているので、レイアウトを変更して写真の扱いを小さくしなければならないということを担当編集者から聞いて、後半のいくつかのエピソードを落とさざるを得ませんでした。
リュウ・ミリ●作家
1968年生まれ。神奈川県出身。鎌倉市在住。1993年、「魚の祭」で第37回岸田戯曲賞受賞。1997年、「家族シネマ」で第116回芥川賞受賞。2008年10月、朝鮮民主主義人民共和国を訪問。近著に「ファミリー・シークレット」がある。