尼崎西青商会が主催した家族交流ボーリング
兵庫県内でも有数の同胞密集地域である尼崎市立花町。尼崎朝鮮初中級学校がある同地域は「愛族愛国」の伝統が脈々と引き継がれている「トンポトンネ」だ。
尼崎西青商会は1996年の結成後、諸事情により近年は活動停止状態にあった。しかし2009年12月、若い世代で同胞社会を盛り上げていこうと有志が集い再稼動することになった。その先頭に立ったのが現会長の徐明秀さん。「学校のアボジ会的な集まりになればいい」との考えで再建に携わったが、活動の過程で青商会の重要性と奥深さを肌で感じるようになった。さまざまな価値観や考え方を持つ30代同胞たちを幅広くつなげ、商工会から朝青まで上と下の世代を融合させる「求心力ある組織づくり」に励んでいる。
その甲斐があってか、今期(昨年7月以降)は毎月1回の幹事会のたびに新しい会員が必ず参加しており、すでに6人の会員が増えた。
学校支援の活動はもちろん、会員向けの「税金セミナー」や家族交流ボーリングなど会員のニーズに沿ったイベントを定期的に開催し、地域同胞社会での存在感を日増しに高めている。ほかにも、尼崎ハナマダンや尼崎市民祭りに模擬店を出店し、その収益金で尼崎朝鮮初中級学校付属幼稚班の新園児に体操服をプレゼントしている。昨年は学校1日奉仕事業の一環として、青年同盟と合同で尼崎朝鮮初中級学校の遊具のペンキ塗りを行った。
「興する(フンハヌン)同胞社会のために<拡大!>、<向上!>、<開拓!>
在日本朝鮮青年商工会KYCホームページ