【特別企画】東日本大震災から1年~喪失から復旧、そして復興へ
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2011年3月11日-大地を揺るがす地震と迫り来る津波を前に、同胞たちはどう行動したのか。痛ましい犠牲と喪失からいかにして立ち直り、今何を思うのか。ある人は肉親を失い、ある人は店を再建し新たな暮らしを始め、ある人は今も避難生活を続ける。宮城、岩手、福島の被災3県の同胞たちが、「3.11」後の歩みを語った。
苦難の先に見えた復興への道
ルポ/宮城同胞社会を訪ねて
東日本大震災最大の被災県である宮城。同胞社会でも、15人が亡くなり、東北朝鮮初中級学校の校舎と総聯本部事務所が全壊したほか、多くの家屋と店舗が失われた。未曾有の大災害を経験した宮城の同胞たちは今何を思い、どう暮しているのか。震災から間もなく1年を迎えようとする現地を訪れた。
多くの人びとに支えられた1年間
尹鐘哲校長(東北朝鮮初中級学校)
震災による被害を受けた東北朝鮮初中級学校で新校舎の建設準備が進んでいる。同校の尹鐘哲校長に、震災後、現在までの歩みと今後について語ってもらった。