祭祀料理で集まろう
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今年の9月30日は秋夕(旧暦の8月15日)になります。家庭で祭祀を行うという方も多いはず。
「何種類もの料理を準備するのは大変!」との声も聞こえてきそうですが、
特集では祭祀の料理の作り方を紹介し、その意味を改めてクローズアップしてみました。
おいしい祭祀料理を囲みながら、またその根底にある古くからの考えにふれることで、祭祀について
見つめなおすきっかけが生まれるかもしれません。
これが祭祀の食卓だ!
祭祀(제사)料理といえば、独特の料理や陳列方法があり、そこには朝鮮半島に伝わる物の考え方や食文化が込められています。
古来の文献を参考に基本的な考え方をご紹介しますが、料理法や陳列法は故郷や家庭によってそれぞれ。
懐かしい人の顔、好きだったものを思い浮かべながら料理を用意し、祭祀が終わった後はみんなで分けながら楽しく過ごしましょう。
作ってみよう! 祭祀料理
人気惣菜店のレシピを一挙公開!
祭祀といえば、テーブルにどーんと並べられた料理の数々。
「食べたことはあるけど自分で作ってみたことはない」という読者の方も多いはず。
そこで今回は、キムチなどのお惣菜や冠婚葬祭の朝鮮料理も手がけ、同胞たちから長年愛されている「ムラタ」(神奈川県横浜市)の
オモニ・姜光子さんに、作り方を教えていただきました。祭祀はもちろん、普段の食卓のおかずにも応用できる簡単レシピを紹介します。
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作ってくれた人
姜光子さん(67)
30代の頃から店を始めた姜さん。仕出弁当や宴会用の惣菜などを手がけ、その味は「オモニの味」として親しまれている。
今回は慶尚道風の祭祀料理を作っていただきました。
「ムラタ」Data
〒230-0052
神奈川県横浜市鶴見区生麦4-20-17
tel.045-502-2358
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