韓国大統領選挙を読む
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韓国大統領選挙候補者の横顔
有力候補の政策ビジョンと構想
12月19日に控えた第18代韓国大統領選挙。
保守層から磐石の支持を得る与党・セヌリ党の朴槿恵候補に対し、野圏(在野)の文在寅、安哲秀候補は候補一本化で政権交代をめざす。
次期大統領になるのはどの候補か。各候補者の政策ビジョンと構想を紹介する。
李明博政権の総括
分断、経済悪化、対米・日従属をもたらした5年
北川広和●日韓分析編集人
「韓国ネットの世界で数年前から流行している歌がある。李明博大統領を風刺した『ミョンバク節』だ。その歌詞は『行動は軽薄、概念は希薄』などとかなり手厳しい。…」。
これは日本経済新聞(9月9日付)の一節である。
韓国民衆がどんな大統領を切望しているか見極めるために、日本のマスメディアからも見放された李明博政権の諸政策(南北、外交、内政、経済)を総括する。
大統領選を読み解く5つの争点
文泰勝●朝鮮大学校政治経済学部助教
今回の大統領選挙は韓国政治や朝鮮半島の今後において、どのような意味を持つのか。
大統領選の最大の争点の一つと目される経済民主化問題をはじめ、選挙を読み解くための争点を解説する。
経済民主化/統合進歩党の分裂/新自由主義路線/「2013年体制」論/統一問題