尖閣諸島/釣魚列島の領有をめぐる日中間の対立 #“nicchu”
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メディアウォッチ~日本人識者・ジャーナリストによる本格的なメディアウォッチ。3人の筆者が毎月交代で執筆します
尖閣諸島/釣魚列島の領有をめぐる日中間の対立 #“nicchu”
領土ナショナリズムを煽った「尖閣」報道
「尖閣諸島の国有化」に「賛成」75.1%、「反対」12.9%、「政府は中国にもっと厳しい姿勢で臨むべきだ」と「思う」79.5%、「思わない」14.7%――産経新聞社とFNNが10月6~7日に実施した世論調査の結果だ。4人に3人以上が「中国にもっと厳しい姿勢を」と思う。そうして、《中国をやっつけろ!》(『週刊文春』10月4日号)と、日中戦争を煽る広告が堂々と新聞に掲載される。ほんとうにたいへんな時代になった。…
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筆者:山口正紀
ジャーナリスト、「人権と報道・連絡会」世話人。読売新聞記者時代(2003年末退社)から、報道による人権侵害をなくすための活動に携わる傍ら、「週刊金曜日」などに報道被害、冤罪、改憲問題などのテーマで記事を書いている。