南の同胞に、北の同胞の姿を伝えたい
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九月から次々と新刊が発売されています。
初の対談集『沈黙より軽い言葉を発するなかれ』を皮切りに、二年半ぶりの小説の単行本『自殺の国』、文庫本で『オンエア』(上下巻)と『グッドバイ・ママ』を世に送り出したわけですが、六冊目の『ピョンヤンの夏休み』が昨日、自宅に届きました。
二〇一一年に講談社より出版された単行本の韓国版なのですが、これは、わたしとしては、かなり大きな出来事なのです。
リュウ・ミリ●作家
1968年生まれ。神奈川県出身。鎌倉市在住。1993年、「魚の祭」で第37回岸田戯曲賞受賞。1997年、「家族シネマ」で第116回芥川賞受賞。2008年10月、朝鮮民主主義人民共和国を訪問。近著に「自殺の国」がある。