朝鮮語を殺しているような疚しさ
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一月五日、ソウルの曹渓寺伝統文化芸術公演会場で『ピョンヤンの夏休み』の出版記念会が開かれました。
作家の任軒永氏と詩人の文炳蘭氏による祝辞、本の中で使用した写真のスライド上映、「イムジン河」の弾き語り、訪朝経験のある詩人のファン・ソン氏と『民族21』の安英民氏と私によるディスカッション、私の歌い出しによる「고향의 봄(故郷の春)」の会場全員での合唱、ロビーでの書籍販売とサイン会、という流れでした。
リュウ・ミリ●作家
1968年生まれ。神奈川県出身。鎌倉市在住。1993年、「魚の祭」で第37回岸田戯曲賞受賞。1997年、「家族シネマ」で第116回芥川賞受賞。2008年10月、朝鮮民主主義人民共和国を訪問。近著に「自殺の国」がある。