私たちの歌
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ふるさとから遠く離れた他郷暮らし。
うれしい時も苦しい時も、同胞たちの生活には いつも「ノレ」、歌がありました。
在日同胞の喜びや哀しみ、憂い、怒り、そして誇りを映し、 時空間を越えて北南朝鮮と同胞社会、 同胞の心と心をつなぐ私たちのうた、「ウリノレ(우리 노래)」。
数多のウリノレは同胞らの手によってどのように紡がれ、 どのように歌い継がれてきたのでしょうか。
生活の中の「ウリ」、もっとのびやかに
若者が生み出すウリノレ文化
ウリハッキョの誇りを歌い継ぐ
朝鮮高校の校歌にまつわる話
学校を代表する歌といえば校歌。日本各地の朝鮮学校にもバラエティ豊かな 歌詞やメロディを持つ校歌がある。数ある朝鮮学校の中で、 高級学校(10校)の校歌にまつわるあれこれを紹介する。
時代の課題が歌になり歌われる
日本にも多く入ってきた韓国の民衆歌謡
韓国では民主化、労働運動、統一といった問題を訴える歌が、その時代ごとに作られ広く歌われ、人々を鼓舞してきた。「民衆歌謡」などと呼ばれるそれらの歌は日本にも伝えられてきた。韓国の「民衆歌謡」が日本でどのように歌われてきたのか。
ラジオから流れるウリノレを待ち続けた…
今のようにCDも楽譜もない時代、同胞たちは朝鮮の歌をどのように学び、歌っていたのだろうか。ウリノレブームに沸いた1960~70年代を青春時代の思い出とともに振り返ってもらった。
あなたの好きなウリノレは? 思い出の歌は?
今回の特集に当たり、26人の同胞の皆さんに朝鮮の歌に関する 簡単なアンケートをお願いしました。朝鮮民主主義人民共和国の歌についての アンケートでしたが、回答には在日同胞が作った歌なども若干入っています。 でもそこはご愛嬌。どのような歌が人気があるのか、思い出深いのか、紹介します。
ウリノレを聴きたい方に
歌の特集なのにメロディーを届けられず残念に思います。そこで、2000年代に入って出された話題のCDをご紹介します。
私はなぜ歌をつくるのか
歌の歌詞もメロディーも、その時々の時代とそこで生きている作者の思いが反映されるものです。在日同胞たちの心情や生活をうたう歌は、在日同胞でなければ作れないでしょう。作者たちはどのような思いで歌詞をメロディーを紡ぎだしてきたのでしょうか。
➀同胞社会の現実を直視した作品を
金正守さん(59)
詩人・在日本朝鮮文学芸術家同盟中央委員長
②生徒の等身大の思いを音に
千守日さん(38)
神戸朝鮮高級学校教員
③歌い手から作り手へ
金明鉉さん(29)、金南娟さん(27)
「Sipo」 金剛山歌劇団歌手