ドキュメンタリーの視点
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過去の出来事や遠くで起こった出来事をいきいきと伝えてくれるドキュメンタリー作品。在日同胞社会で起こった出来事を描いたドキュメンタリー作品もこれまで数多く作られてきた。それらは在日同胞の歴史を伝える貴重な記録となっている。特集では、ドキュメンタリーとは何かを探りながら、ドキュメンタリー作品とその作り手を紹介した。いま、映像機材の発達にともない、誰もが「記録する者」になれる時代だ。何を、いかに、何のために、記録するのか。ドキュメンタリーの視点を獲得することが大切だと考える。
対談:ドキュメンタリーで世界を知る
綿井健陽“何かを変えるというより知って欲しい”
松江哲明“被写体と「共犯関係」を作りたい”
ドキュメンタリーという手法がもつ力、面白さ、そこに何を求めるのか? イラクなど紛争の現場から報告をしてきた綿井健陽さんと、独特の世界を表現してきた松江哲明さんという、対照的なドキュメンタリー監督二人に、ドキュメンタリー映画について語ってもらった。
中大阪初級のドキュメンタリーを製作したNHKの今村精悟さん
メディアの責任として伝えたかった
今年9月10日、NHKで「地方発ドキュメンタリー ~いま、“在日”として生きる ~大阪・朝鮮学校の1年~」(以下、「いま、“在日”として生きる」)が放送された。中大阪朝鮮初級学校(大阪市東成区)を1年間にわたり取材し、朝鮮学校の現状を伝えるドキュメンタリー作品だ。製作に当たったNHKの今村精悟さんに話を聞いた。
在日朝鮮人社会を再生する映画30選
日本による植民地支配の歴史を伝えるものから、今を生きる在日朝鮮人個人の記録にいたるまで、在日朝鮮人社会を映すドキュメンタリーは数多く存在する。その多くは在日同胞自身の手で記録されてきた。過去と現在を描き、未来を照らすドキュメンタリー30選を紹介する。
ウリハッキョのありのままの姿伝えたい
大阪朝高ラグビー部のドキュメンタリー「60万回のトライ」が完成
大阪を拠点に在日同胞のニュースを伝えているコマプレスが、2010年から撮影してきた大阪朝鮮高級学校ラグビー部のドキュメンタリー映画「60万回のトライ」が今秋、完成した。コマプレスの朴思柔さんに作品や在日同胞との出会いについて聞いた。
ドキュメンタリーを 撮ってみよう!
ドキュメンタリーとは、社会や生活の一部を切り取った「記録映画」です。 多くの読者が「映画を撮る!」と聞くと難しく思うでしょうが、要は日記を書いたり、写真をアルバムに整理する作業と似たようなものです。誰しも平凡な日常を送る中で「同じ日」は訪れません。そんな些細な日常や変化、気になる出来事をビデオに撮り、編集で繋げることによってあなただけの「ドキュメンタリー」を作ってみませんか?