Vol.2 初級部2年~芽生える自覚、学びの内容と質も豊富に
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趙晴美 ●東京朝鮮第1初中級学校教員
「末っ子」から上級生に
初級部2年生は、初めての学校生活を経験する1年生に比べて、だいぶ落ち着きが出てくる。前年度の1年間の経験を活かしながら、「わがもの顔」でのびのびと学校生活を楽しんでいるというのが特徴といえるだろう。
また、新1年生を迎えることも成長の大きな要因だ。下級生とともに過ごし、下級生の面倒を見たりする過程で、上級生の自覚が芽生えてくる。初級部低学年をきょうだいで例えるならば、1年生が甘えん坊の末っ子、3年生はしっかりものの長男・長女に対して、2年生は自由奔放にふるまう「真ん中っ子」になるだろうか。