ウリ民族フォーラム2014in 長野
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「咲かせよう 笑顔であふれる民族の花」
「ウリ民族フォーラム2014in長野~ここにウリハッキョがあるから!」(主催=在日本朝鮮長野県青年商工会)が7月6日、長野県松本市のキッセイ文化ホールで開かれ、関係者、県内外の同胞、各朝鮮学校の教員・生徒、日本市民ら2000人以上が足を運んだ。第19回目となる今年は民族教育をテーマに、3部構成の舞台が披露された。
開場前。舞台のあるホールからは、最後のリハーサルをする出演者たちの歌声が聞こえてきた。赤いTシャツを着たフォーラム関係者たちは打ち合わせや準備に奔走している。忙しそうな姿からは、しかし本番が待ちきれないという生き生きとした表情も見てとれた。
午前10時半。会場の入り口には、期待に満ちた表情の人々が列をなした。雰囲気がだんだんと賑やかになる。開演直前、客席は2000人以上の観客でほぼ埋まった。
照明が落とされ、代わりにミラーボールのまぶしい光が舞台と客席を包み込んだ。静まり返った会場にケンガリの音がひとつ鳴り響く。次の瞬間、迫力いっぱいの打楽器合奏がはじまった。長野初中級学校で民族楽器を学んだ卒業生と、在校生らによる演目だ。はじけるような力強い演奏を終えた出演者らがフォーラムの開会を宣言すると、観客は大きな拍手でそれに応えた。
第1部では、「受け継がれる精神と財産~長野民族教育45年~」が上映された。映像では長野での民族教育の歴史を振り返り、現在に受け継がれる民族教育に対する同胞たちの思いが映し出された。