朝鮮経済の新常識2014-15
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朝鮮民主主義人民共和国の経済は今、さまざまな変化のただ中にある。朝鮮式社会主義の根幹を守りながらも、生活向上を重要課題に掲げて、変化する国内外の情勢に対応した取り組みが進む。近年の政策の特徴、成果と今後の課題、識者が見た現地のようすまで、これが朝鮮経済の「新常識」だ。
ウリ式経済管理の確立と国民生活の向上
金正恩時代の朝鮮経済の特徴
三村光弘 ●公益財団法人環日本海経済研究所調査研究部長
上向きの経済 外資導入、インフラ整備に課題
日朝交流学術訪朝団の報告
政治、経済、文化など各分野の日本人学者、研究者10人で構成された日朝交流学術訪朝団が10月7日から13日まで朝鮮民主主義人民共和国を訪れた。同訪朝団は滞在期間中、朝鮮社会科学院の専門家と懇談したほか、光復地区商業センターなど平壌市内の各所を参観し、元山、馬息嶺スキー場など地方にも足を延ばした。11月4日、東京都内で行われた訪朝報告会での発言を経済分野にしぼって紹介する。
-浸透する消費文化 木宮正史 ●東京大学教授
-農業と軽工業で成果 小牧輝夫 ●大阪経済法科大学客員教授
-「朝鮮速度」支える集中投資 吉田進 ●元環日本海経済研究所理事長・所長
-生産活動でも軍が役割 竹中一雄 ●元国民経済研究協会会長
人民生活向上と経済強国建設で画期的転換を
大きな変化が予想される朝鮮経済
朴在勲 ●朝鮮大学校経営学部准教授