20年間の歩み知ってほしい―ムジゲ会発足20周年 記念誌が発刊
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ムジゲ会発足20周年記念誌「子ども・家族―つながりあう優しいトンポトンネを目指して」―20年の歩み―が完成した。冊子には、会の歩みを振り返る年表や記事のほかに、ムジゲ会の会員家族とボランティアによる手記17編、応援メッセージなどが収められている。
障害のある子どもを持つ保護者同士の交流を目的に、1995年に発足されたムジゲ会。活動20周年を迎え、記念誌が発刊された。
記念誌には、日本全国の会員家族とボランティアたちによる17編の手記が収録されている。発足当初から会の活動に携わってきた家族から近年参加した家族まで、それぞれ障害を持つ子どもを授かったことで感じた葛藤や悩み、ムジゲ会との出会いと交流が綴られている。同時に、当事者家族のみならずボランティアも含め、障害を持つ人と出会ったことで得た大切な気づきに溢れている。
東京中高、バリアフリー化へ
東京朝鮮中高級学校内の朝鮮文化会館に車椅子用のスロープが設置された。工事は今年3月中旬から行われ、東京中高入学式の前日である4月3日に完成した。
スロープ設置のきっかけになったのはムジゲ会の会員たち。車椅子を利用する子どもがいる家族が安心して学校に送れるよう、東京中高に提案したという。東京中高でも、高齢者やベビーカー利用者に優しい校舎作りが必要だと感じていたこともあり、このたびバリアフリー化への第一歩が実現した。ムジゲ会では工事費用を補てんするための寄付金も広く呼びかけている。呼びかけのチラシは、昨年度イオ12月号の特別企画「ウリデザイナー名鑑」で登場した許相浩さんが担当。
ムジゲ会の申桃順会長は、「車椅子を必要とする同胞ももちろんいる。建物のバリアフリー化をきっかけに、それを当たり前のことだと思える、心のバリアフリー化にも繋がれば」と語った。寄付は1口1000円から。
記念誌の問い合せ、購入はムジゲ会・在日同胞福祉連絡会まで。
Tel/Fax:03-3221-5918 Email: tonpohukusi@yahoo.co.jp
寄付金振込先: 在日同胞福祉連絡会
(ザイニチドウホウフクシレンラクカイ)
郵便振替口座: 飯田橋郵便局 00150-0-512428
他銀行: ゆうちょ銀行 〇一九店 普通預金 512428