【特別企画】ふたごのふしぎ
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ここにも双子さん
一口に双子といっても、一卵性、二卵性と外見のそっくりさのほか、二人の関係性や性格など個性はさまざま。
日本各地の双子、そして三つ子たちに、気になる「双子(三つ子)エピソード」を聞いてみました。
6組の同胞たちが、誌面を賑やかに飾ってくれます。
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①
勉強では「双子」を生かして
柳民範さん、民秀さん(24)
●朝鮮大学校研究院生
②
三者三様、仲良し三姉妹
髙永蘭さん、愛蘭さん、惠蘭さん(4)
●名古屋朝鮮初級学校幼稚班
③
助け合う友であり、生涯のライバル
金清さん、尋さん(60)
●札幌市在住
④
さみしさ消す友だちのよう
趙銀永さん、銀河さん(18)
●朝鮮大学校教育学部
⑤
最初で最後?! 双子で大阪朝鮮歌舞団で活躍
安貞淑さん、貞姫さん(36)
●元・大阪朝鮮歌舞団
⑥
世話好きの姉に努力家の妹
金由蘭さん、世蘭さん(17)
●大阪市東成区在住
知るほど面白い! 双子の世界
双子にまつわるあんな話、こんな話
普通の人々にとって、双子の存在は不思議に包まれている。双子とはどんなもの? いわゆるテレパシーって本当にあるの?
双子に関するいくつかの興味深い話を紹介する。
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双子は大きく、一卵性と二卵性に分けられることは周知の通り。では具体的にどのような仕組みで生まれてくるのか、まずは見てみることにしよう。
一卵性は、一つの卵子が一つの精子を受精し、その受精卵が偶然二つに分かれ、それぞれが別の赤ちゃんとして育ったものをいう。一つの受精卵から分裂したものであるため、血液型、性別、そしてDNAもすべて同一だ。一つの受精卵が発育し、そのまま一人の赤ちゃんになる通常の妊娠と比べ、なぜこのように分裂するのかはいまだ解明されていない。
一方、二卵性はもともと別に受精した二つの受精卵が同じ子宮の中で独立して、二つの固体として発育したものをいう。遺伝的な類似度は普通のきょうだいと同じ程度で、血液型や性別も異なる場合がある。