【特集】幸せはどこにある? ~結婚・シングルを越えて
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離婚をしてシングルマザー、シングルファザーとして子どもを育てる人、再婚をして、新しいパートナーと家族を築く人、別居婚や卒婚…。私たちの周りには、今までの「結婚」にとらわれない同胞たちが増えている。隣人への理解につながることを願い、それぞれが生きる日常を追った。
●ルポ・幸せはどこにある?離婚、再婚、ひとり親、別居婚それぞれの選択、それぞれの暮らし
同胞社会では結婚が奨励されるなかで、離婚、再婚を経験する人たちが増えている。その経験を通じて新しい暮らしを始める人たちもいる。その姿を、暮らしを伝えようと思う。
●他人ごと?ひとり親家庭と子どもたちの今
日本において、ひとり親はなぜこうも生きづらいのか―。
約30年前に非婚のシングルマザーになった赤石千衣子さん(しんぐるまざあずふぉーらむ理事長)さんに、ひとり親が置かれた現状と支援策を聞いた。
● 幸せは、自分が決める! 何だかモヤモヤ、ショック、あんなこと、こんなこと
「まだ結婚しないの?」「子どもはいつ?」 そんなデリカシーのない言葉をかけられたことはありませんか。「男は結婚して家庭を築いて一人前」や「良妻賢母」といった凝り固まった価値観を振りかざす場面を見かけませんか。結婚、離婚、出産、仕事―自分の生き方は自分で決める! 30代~40代同胞たちにアンケートを取り、リアルな胸のうちを吐露してもらいました。
●エッセイ なにゆえの生きがたさ? 金静寅
先頃、「女性活躍推進法」が成立した。「女性が輝く社会」を目指し、女性が持つ力を最大限発揮できる環境整備が目的とのこと。男性とは異なり、仕事か結婚か、あるいは育児か、家庭かと、人生の節目ごとに選択を迫られてきた女性にとっては自分のキャリアを中断させることなく仕事が継続しやすくなるならば、それは意味があるだろう。法律ができることで、「マタハラ」や賃金格差など、女性であるが故の様々な不利益な扱いも徐々に解消されるのではないかと期待もしたい。
しかし、その中身を見ると、社会や企業の構造的な性別役割分業を見直すという視点が全く無い。家事も育児もそして仕事もみな一手に引き受けるスーパーウーマンになることを奨励しているかのようで、輝くどころではない。