【特集】アートをひらく人々
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祖国解放後の在日朝鮮人美術史をひもときつつ、さまざまな分野で活動する同胞美術家たちを20~40代を中心に取り上げます。時代に即した新たな観点で創作する美術家たちに加え、在日朝鮮学生美術展などの取り組みも合わせて紹介します。
●注目の同胞美術家
現代アート、陶芸、朝鮮民画にいたるまでさまざまなジャンル、素材、技法で自らの表現を追求する同胞美術家とその作品たちを紹介します。
現代アートでどの地平に立つか 鄭裕憬さん(24)
インスピレーションに導かれ 河専南さん(41)
土偶に魅せられて 金明和さん(43)
誰かを想う心、民画に込めて 姜孝薇さん(47)
イメージを可視化する 金誠民さん(47)
風景は歴史、自分に向き合う 崔光徳さん(75)
●育てる、つながる、広がる 在日朝鮮学生美術展のいま
今年で44回目を迎えた在日朝鮮学生美術展(以下、学美)。朝鮮学校の美術教育とその成果物である児童・生徒たちの作品は時代とともに変容し、学美も新たな実践を不断に取り入れながら発展している。学美の今を探った。
●中・高部門 金賞作品一挙紹介! これが学美ワールドだ!
●在日1世美術家の足跡をたどる
白凛 ●東京大学大学院博士課程、在日朝鮮人美術史研究
在日朝鮮人1世には、文学者もいれば、科学者もいて、舞踊家もいれば、美術家もいた。
祖国解放直後の同胞美術家はどのような作品を描き、生活していたのだろうか。
断片的ではあるが、かれらの足跡をたどるため、その一部を紹介したい。