【特集】担う・支える・医療人
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これまでイオには、さまざまな分野の同胞たちが登場してきました。
6月号では、外科医、内科医、歯科医、薬剤師、看護師、助産師などなど…
医療の現場に携わる同胞たちを一挙紹介します!
また、在日本朝鮮人医学協会の朝鮮学校での取り組みのほか、医療分野で
地域の同胞たちに貢献している大阪の共和病院についても掲載します。
●地域に根ざした医療目指して ~われら、町の「かかりつけ医」
病気や怪我をすると、まずかかるのが「町のお医者さん」。同胞集住地域の開業医として地域医療の発展のために奔走する2人の医師の姿を追った。
●集まれ、同胞医療人!
看護師、歯科医、循環器内科医、助産師、薬剤師、言語聴覚士としてそれぞれの現場で活躍する同胞たちを紹介する。第一線での働きのほか、同胞社会との関わりについても聞いた。
①目の前の命を救いたい―命救急の現場で 看護師 裵仙姫さん(28歳)
②人のつながりを武器に 歯科医師 朴潤賢さん(47歳)
③時代のニーズも視野に入れた治療を 循環器内科 許聖服さん(40歳)
④助産師の経験活かし、性教育にも貢献 大阪府立大学助教(看護学) 髙知恵さん(37歳)
⑤漢方の世界、まだまだ知りたい 薬剤師 金兌勝さん(50歳)
⑥「小さな意思疎通」の手助けを 言語聴覚士 李福南さん(34歳)
●見てみよう、医協のおしごと
在日本朝鮮人医学協会は、同胞たちの健康を支え、医療分野の発展に貢献する在日同胞医療人の組織だ。ウリハッキョ(朝鮮学校)で、地域の同胞コミュニティで、そして平壌でも。医協が担うバラエティに富んだお仕事を見てみよう。
①ウリハッキョにも貢献!
在日本朝鮮人医学協会(以下、医協)は、1959年3月に結成された在日本朝鮮人薬学協会を母体とし、その後に続く在日本朝鮮人科学者協会の中の医薬学部門委員会を継承・独立する形で、1977年8月に創設された。
これまで在日同胞医療人のネットワーク構築と医学・学術面での発展に大きく貢献してきただけでなく、朝鮮学校での定期健診や保健教育、各種イベントへの医療班派遣など、在日同胞医療への奉仕活動にも積極的に携わっている。ここでは、朝鮮学校で行われている取り組みを紹介する。
② 平壌医学科学討論会 ―「医療分野でさらなる発展を」
③若手医療人の集い ―「若手医療人がつながる!」
●大阪 共和病院を訪ねて/医療を通じた共生社会の実現を ~創立から50年、「私たちの病院」
1967年、日本最大の朝鮮人集住地域である大阪市生野区に、同胞医療スタッフによる同胞患者のための医療法人同友会 共和病院が産声を上げた。それから約半世紀。病院は来年、創立50周年の節目を迎える。