粒ぞろい、才能豊かな子が育つハッキョ/おいでよウリハッキョvol.16 和歌山朝鮮初中級学校
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伝統的に児童・生徒たちの学力が高いことで有名な和歌山初中。大阪朝鮮高級学校や朝鮮大学校など大きな環境へ出ても、しっかり存在感を表している。小さな学校だからと侮るなかれ。真っすぐで芯が強く、粒ぞろいな子どもたちが育つ環境に注目だ。(取材日:18年1月末、学年はすべて17学年度)
△今月のハッキョ
和歌山朝鮮初中級学校
歴史:1950年代初め、和歌山県南部の初島、箕島、湯浅、新宮、田辺にあった午後夜間学校が発展し、58年に和歌山朝鮮第1初級学校が創立(同年12月14日を創立記念日にしている)。一方、和歌山市内の北手平、松江にも午後夜間学校があり、それを母体に59年に和歌山朝鮮第2初級学校が創立する。61年、二校が統合し中級部が併設され、和歌山朝鮮初中級学校に改称。73年、現在の場所へ移転。今年で創立から60周年を迎える。
データ:データ:朴志晙校長/生徒:幼稚班12人、初級部15人、中級部6人(18年3月時点)/学区:和歌山県全域
〒641-0006 和歌山県和歌山市中島3-1
Tel:073-472-7338
ハッキョは今年、60周年
和歌山初中は今年、創立から60周年を迎える。
節目の年となる18学年度の目標は、日本全国の中でも特に優秀な朝鮮学校に与えられる「愛族愛国模範学校」の称号を受賞することだ。児童・生徒たちは勉強や集団生活により力を入れ、母校を大切に思う詩やキャッチコピー、ポスター作りなどにも積極的に取り組んでいた。
△ハップモたちの実践
「ウリハッキョ、み~んなで助けてこ!」
学校支援の取り組み―オモニ会と青商会に聞く
17年2月に和歌山県と市からの補助金停止を受け、財政面で厳しさを抱える和歌山初中。現状をなんとかしようと、ハップモ(保護者)たちが日々奮闘し、ハッキョを元気づけている。学校支援の主軸となっているオモニ会と青商会の特色ある取り組みを紹介する。