【特集】平和、新しい 時代の幕開け 4.27北南首脳会談
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4月27日、北の金正恩委員長と南の文在寅大統領が板門店で歴史的な首脳会談を行った。会談では、「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」が採択され、朝鮮半島に確固とした平和体制を築くことを8000万同胞と全世界に宣言した。世界の各国も北南首脳会談を支持・歓迎している。平和の新たな時代がスタートした。
●朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言
●ドキュメント4.27
軍事境界線を挟んでの両首脳の初対面から会談、晩さん会、歓送行事まで4月27日の板門店での歴史的な一日の動きを時系列で整理した。
●民族の決断で分断を超える
北南首脳による板門店宣言/戦争終結による統一への道
金志永●朝鮮新報平壌支局
4月27日、分断の象徴、板門店で金正恩委員長と文在寅大統領による初の首脳会談が開かれた。会談で採択された板門店宣言は「朝鮮半島ではもはや戦争は起きず、新たな平和の時代が到来した」とせん明。民族の念願である統一に向けて関係国を巻き込んだ歴史の大転換が始まった。…
●破格と感動、平和の새봄
南の市民は首脳会談をどう見たか
チョン・ヨンイル●「民族21」前編集長
2018年4月27日午前9時半。この日、全世界の耳目は板門店に集まった。京畿道一山のKINTEXに設置されたプレスセンターには、記者たちの緊張と胸騒ぎが交差していた。
板門店の北側・統一閣に金正恩国務委員長が姿を現した途端、1000余名に及ぶ内外の記者たちがざわめいた。軍事境界線を境に両首脳が手を握ると、拍手と歓声が沸く。盧武鉉元大統領が分断線を越えて訪北してから11年ぶり、全大協の林秀卿代表がその線を越えて南に戻ってきてから29年もの月日が経っていた。この場面について、SNSでは、「金正恩委員長は越南し、文在寅大統領は越北した」という笑い話も飛び交った。…
●平和へと向かう朝鮮半島
世界各国の声
●在日社会も踊る
朝鮮半島の平和体制樹立を約束した両首脳の出会いは、祖国の平和を待ち望んだ在日同胞社会にも大きな希望をもたらした。「亡き一世に見せたかった」「子どもたちに平和な時代を」―。歴史的な瞬間を見守った各地の様子を伝える。