“BECAUSE(だから)”! 一人ひとりが胸張れるハッキョ/おいでよウリハッキョvol.20 神戸朝鮮高級学校
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祖国解放後、国際都市・神戸の地に根を下ろし、子どもたちの民族心を育んできた神戸朝鮮高級学校。多文化の感覚も備えた卒業生たちは、さまざまな分野で存在感を発揮しながら活躍している。一人ひとりがルーツに誇りを持ち胸を張って歩みだせるのは、「本当の価値」から目を逸らさない同校の教育理念があるからだ。
△今月のハッキョ
神戸朝鮮高級学校
歴史:祖国解放後、地域に国語講習所が生まれる。1949年4月18日、神戸市長田区浜添通に神戸朝鮮中学校を設立。52年、兵庫朝鮮高等学校を併設。55年、神戸朝鮮中高級学校に改称。58年に現在地へ移転。59年、各種学校の認可を取得。72年、神戸朝鮮高級学校に改称し、専門的な後期中等教育を実施。来年、創立70周年を迎える。
データ:許敬校長/生徒:152人/学区:兵庫県全域
〒655-0017 兵庫県神戸市垂水区上高丸1-5-1
Tel:078-709-0255
BECAUSEプロジェクト推進中!
今年9月にウリ民族フォーラム(詳細は32ページ)を主催する兵庫県青商会と神戸朝高がタッグを組み、「ウリアド」(ウリ広告機構)の許相浩さんと李英哲さん、映画監督の朴英二さんら専門家のアイデアを得ながら展開している「BECAUSEプロジェクト」。斬新な宣伝方法や企画で朝鮮学校をブランディングし、その素晴らしさに改めて気づいてもらおうという思いが込められている。
Be-ing[民族]、Ca-lling[志向]、Use-ful[人材]というキーワードの頭文字を取った“BECAUSE(なぜなら~/だから~)”を合言葉に、【朝鮮学校だからこそ】の価値や理由をさまざまな形で届けている。
Facebookでは特設ページを設け、神戸朝高生たちが出演するデモ映像やポスターを多数紹介。また、兵庫県の主要駅構内にプロジェクトのポスターを掲示するキャンペーンも実施し、同胞たちをあっと驚かせた。
△神戸朝高のチャレンジ!
ブレない価値、新しいアプローチで
「ウリハッキョブランディング」の核とは?
朝鮮学校の価値をあらゆる斬新な方法で視覚化し、どんどん世の中に知らせていこうという趣旨のもと、神戸朝高をモデル校に展開されてきたウリハッキョブランディング計画・「BECAUSEプロジェクト」。“ウリハッキョブランディング”の核をなすものについて、神戸朝高の許敬校長に聞いた。また、神戸朝高卒業生が語った、それぞれの「ウリハッキョの価値」を別項にまとめる。