【特集】30代を探して
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イオは、30代、40代の皆さんに読んでいただきたい雑誌。そこで本誌では、1978年から88年にかけて生まれた30代のコリアンに会いに行きました。朝鮮半島と日本の間で、自身をどう捉え、暮らしを築いているのか。仕事や子育ての悩み、不安…。その思いを届けます。
30代は目指す
①虐殺の「トラウマ被害」に迫る
鄭永寿さん(34)
②土の中の微生物、その謎を解き明かす
李哲揆さん(35)
③スポーツ科学でブレイクスルー目指す
羅成圭さん(32)
④エビデンス時代の保健教育を
裵希玉さん(34)
日、米の看護師免許取得
⑤次なる想いを形に ビジネスで、同胞社会に新たな力を
李成一さん(37)
ボーダレスハウス株式会社 代表取締役
30代は悩む:自己実現、アイデンティティ、試行錯誤
30代といえば、男女とも仕事では昇進や転職、起業など新たなステージに上り、私生活でも結婚や出産、育児など重大なライフイベントに直面する時期だ。男性中心社会の規範に抗い自己実現に向かう女性、出自で悩みながらも新たな人生のステージで奮闘する女性、失敗を恐れず、試行錯誤を繰り返しながら夢を追う男性の3人を取材した。
30代は探す:自分らしくつながれる同胞コミュニティ
日本社会の中にあるさまざまな同胞コミュニティ。総聯では地域ごとの本部や女性同盟、留学同、朝青、青商会などが代表的だ。一方で、このような場と接点のない、またはつながることが困難な同胞も多い。30代がこれからの同胞コミュニティに求めるものは―。同胞社会とのつながりを探る人たちに焦点を当て、意識を聞いた。
●ヤカマシイ魂と私
FUNIさん(35、ラッパー)
社会で否定され、生きづらさを抱える人たちを「同胞」と呼び、「同胞」の気持ちをラップで代弁するラッパーのFUNIさん。自身のルーツを探りに世界各国を飛び回り、新たなルートを歩むFUNIさんのエッセイ。