【特別企画】病を生きる わが奮闘記
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若くして、重い病気を患い、それまでの生活が一変した人たちがいる。
「病気と暮らす日常」とは―。そばにいる私たちが、できることとは?―。 声を聞くことから始めたい。
対談「がんを生きる」ということ
ホ・サンホさん(グラフィックデザイナー)×西口洋平さん(キャンサーペアレンツ代表)
30代でがんを患いながら、自身の人生を切り開いてきた人たちがいる。
32歳の時にがんを宣告され、苦しい治療を続けながら命の尊さを訴えてきた、グラフィックデザイナーのホ・サンホさん(45)、35歳でステージ4の宣告を受けながらも、子育てをしながらがんと闘病する親の会「キャンサーペアレンツ」を立ち上げた西口洋平さん(39)。お二人に、「がんを生きる」日々について語ってもらった。
ほ・さんほ
グラフィックデザイナー/アートディレクター
1973年東京都生まれ。東京朝鮮中高級学校卒業後、朝鮮新報社のデザイン部で10年勤務。その後、デザイン会社で4年勤務するも、病気をきっかけにフリーランスに転向。大手広告代理店や日本企業を相手に仕事をする傍ら、最近は民族学校、青商会、その他同胞企業などからの依頼を受け、制作を続けている。Uri-AD(ウリアド)、U-Wavesなどの運営にも携わる。32歳の時に血液がんの告知を受け、治療を続けてきた。特技は空手。
にしぐち・ようへい
一般社団法人キャンサーペアレンツ代表理事、厚生労働省がん対策推進協議会委員
1979年生まれ、大阪府出身。2015年2月、35歳の時にステージ4の胆管がんの告知を受け、周囲に同世代のがん経験者がいない状況に孤独感を抱く。同じ境遇の仲間とつながることができるコミュニティサービス「キャンサーペアレンツ~こどもをもつがん患者でつながろう~」(cancer-parents.com)を2016年4月に立ち上げ。現在も、週1回の抗がん剤治療を続けながら、会社での仕事と並行して活動中。
病を生きる―私の体験談
重い病に襲われた時、何を思い、どう行動したのか、周囲はどうサポートしてくれたのか―。
3人の同胞たちが自身の体験を語ってくれた。
①7年ぶりの受診で子宮筋腫がわかり…
30代女性、関東在住
②生と死に向き合った入院期間
30代男性、関東在住
③「もうだめかも」、ICUからの生還
60代女性、関東地方在住