【特集】朝鮮と出会う旅―対馬、函館、石川、東京
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イオは創刊以来、「もう一つの旅」など朝鮮半島とゆかりのある土地を訪ねる企画をたびたび組んできました。深まる秋の季節に合わせて、今年最後の12月号では「朝鮮と出会う旅」と題して対馬、北海道・函館、石川、東京の各所を取り上げます。ガイドブックに載っている有名な観光ルートから少し寄り道をすれば、新たな景色が見えてくるはずです。
対馬
古代から近代、現代まで―時代ごとの「朝鮮」感じる旅へ

島には豊かな自然が残る。9月中旬に訪れると彼岸花が咲いていた

厳原本川が流れる横に埋め込まれた朝鮮通信使絵巻の複製画
函館
声なき慟哭―立待岬に眠る朝鮮の女性たち

津軽海峡を一望できる立待岬の周辺には北海道を代表する花、ハマナスの公園がある。ほかに石川啄木一族の墓も

「函館朝鮮人慰霊塔」と「納骨堂」(後ろ)。建立次年の1991年より毎年、函館の在日朝鮮人、日本市民たちが慰霊祭を開催している
石川
東海に突き出した能登半島、刻まれた交流の足跡

渤海からの使節団の寄港地だった福浦港。かつては福良津と呼ばれていた。昔ながらの漁港風情が残る街並みが広がる

福浦港を見下ろす高台にたつ「渤海使節来航之泊」碑
東京
2・8独立宣言は朝鮮独立を叫んだ志士たちの声

在日本韓国YMCA会館の10階には「2・8独立宣言記念資料室」があり、9階から10階に登る階段には宣言書執筆に関わった青年たちの顔写真が飾られている

YMCA会館の玄関に建てられた記念碑