地域に愛され、すくすく育つ/おいでよウリハッキョ vol.26 川崎朝鮮初級学校
広告
日本鋼管などで重労働を強いられた同胞たちが暮らしはじめた川崎・桜本に位置する川崎朝鮮初級学校は、学校周辺に暮らす同胞たちも多く、まさにトンネの学校といえる。地域の目が届く安心感から、子どもたちは自由で大らか、解放的だ。
△今月のハッキョ
川崎朝鮮初級学校
歴史:1945年10月に川崎光明学院開設、川崎で民族教育が始まる。46年11月1日同校の母体となる川崎朝聯初等学校が浜町に創立。49年10月GHQと日本当局による学校閉鎖、11月から川崎市立桜本小学校分校として授業を再開。54年4月、現在の桜本に移転(児童数455人)、85年11月川崎市立桜本中学校、東桜本小学校との親善交流始まる。65年4月幼稚班併設。66年8月各種学校認可取得、70年11月鉄筋校舎が竣工、71年4月中級部創設、2005年4月川崎朝鮮初級学校に改名(中級部が神奈川中高に統合)、16年11月に創立70周年。
データ:姜珠淑校長(49)、/児童・生徒数:園児7人、児童30人/学区:川崎市川崎区・幸区など
〒210-0833 神奈川県川崎市川崎区桜本2-43-1
Tel:044-266-3091
トンネの学校、応援団もいっぱい
1、2年生は、ワクワク、ドキドキ学ぶ(理解)、3、4年生は、できるまでがんばって学ぶ(定着)、5、6年生は自らチャレンジしながら学ぶ(応用)よう」(姜珠淑校長)、学力向上にも力を入れている。「安全と安心のコミュニティづくり」も掲げ、家庭と学校と同胞社会が子どもたちをしっかり見守っていこうと、応援団もたくさんだ。
ある日の休み時間、全校生が集まって運動場で鬼ごっこが始まった。1年生から6年生が仲良く遊ぶ光景に目が緩む。