人情深く、あたたかい生徒育つ/おいでよウリハッキョ vol.28 九州朝鮮中高級学校
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九州地方唯一の高級部を抱える九州朝鮮中高級学校。生徒たちは人情深く、母校愛が強いのが特徴だ。近年、同校では学業に力を入れており、生徒たちの学力も向上しているという。また、地域社会との交流も盛んで、現在、県下の4つの朝鮮学校支援団体が学校を支えている。※取材日=19年9月
△今月のハッキョ
九州朝鮮中高級学校
歴史:祖国解放後の45年9月に福岡市内4ヵ所で「国語講習所」が開設。47年4月に福岡朝連学校が設立される。49年の「学校閉鎖令」により福岡県下のすべての朝鮮学校が閉鎖。56年に九州朝鮮中高級学校が創立される。同年に各種学校認可を取得。県下の朝鮮初級学校における中級部併設に伴い、74年に九州朝鮮高級学校に改編。2004年に新校舎が落成し、九州朝鮮中高級学校に改称した。
データ:全𤨁成校長/生徒数:86人(中級部45人、高級部41人)/学区:九州全域、山口県
〒807-0825 福岡県北九州市八幡西区折尾3-5-1
Tel:093-691-4431
笑顔でアンニョン!
生徒たちに学校生活についてたずねると、どの生徒もいきいきとした表情で「トンム(友達)と過ごす時間が楽しい」「ハッキョが大好き」と口をそろえて話す。学校生活のさまざまなシーンで仲睦まじく過ごす生徒たちの姿が印象的だ。なかでも「ハッキョ愛」に満ちた高級部3年のクラスは連続無欠席400日を突破し、後輩たちの手本となっている。