強いつながり、みんなで支える/おいでよウリハッキョ vol.29 京都朝鮮中高級学校
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京都の観光名所・銀閣寺近隣に位置する京都朝鮮中高級学校。伝統的に生徒たちの学力が高く、卒業生たちの母校愛も強い。またハッキョとオモニ会、青商会、日本の市民団体のつながりもしっかりしており、ハッキョを中心に強い信頼関係で結ばれている。(※取材日=2019年11月)
△今月のハッキョ
京都朝鮮中高級学校
歴史:祖国解放後の1945年8月、京都市内5ヵ所に「国語講習所」が開設される。47年4月に京都朝連西陣初中等学校が開校。49年の「学校閉鎖令」など幾多の困難を乗り越えて、53年4月に京都朝鮮中級学校が創立。55年には高級部を併設し、校名を京都朝鮮中高級学校に改称。58年に現校舎が位置する京都市左京区に移転し、61年には鉄筋4階建ての新校舎を落成。2018年に創立65周年を迎えた。
データ:趙明浩校長/生徒数:153人(中級部72人、高級部81人)/学区:京都府、滋賀県
〒606-8282 京都府京都市左京区北白川外山町1
Tel:075-791-1131
全員仲良し!
休み時間に談笑したり、お昼時に机を囲んで仲良く昼食をとる生徒たち。授業中もわからないことがあれば、隣の生徒が丁寧にサポートする。生徒たちの仲が良い姿が印象的だ。校内では、あちこちで生徒たちが楽しくハッキョ生活を送る光景が広がっていた。
同校では学業、部活動に力を入れており文武両道を目指している。英語の科目では、高級部1年生から生徒たちの英語能力に応じてA、B班と分かれて授業を行っている。成績に応じて学期ごとにメンバーが入れ替わるため、生徒たちの学習意欲の向上につながっている。