温泉に入れるゲストハウス/GUEST HOUSE SUNLINE BEPPU(大分県別府市)
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ゲストハウスとは、食事やアメニティといったサービスがなく安価に利用することのできる素泊まり施設のこと。ドミトリー(相部屋)が基本で宿泊客同士の交流も盛んなことからバックパッカーの間で活用されてきた。外国人観光客と競合施設の増加もあり、近年はそれぞれに多様なサービスを展開している。
JR別府駅から徒歩約10分、海沿いにあるサンライン別府の特徴は、なんといっても天然温泉があること。温泉旅館を改装して18年7月にオープンしたゲストハウスで、福岡県出身の南亨さん(31)がオーナーを務める。独立するにあたり、広く宿泊業を手がけるアボジ(父)からノウハウを学んだ。
“選ばれるゲストハウス”にするため工夫を続けている。無料の朝食ビュッフェも宿泊者にうれしいサービスだ。温泉の管理も含め仕事は多いが、「満足度を上げることで、ほかとの差別化を図りたい」と話す。
インテリアにもこだわりが。1階ロビーには雑貨や植物をゆったりと配置し、居心地がよくお洒落な空間を演出。さらに一角には漫画がズラリと並ぶ。自身の好みで置いたものだが、これが予想以上に好評だった。「年齢問わず好きですよね。続きが読みたくて連泊した人もいます(笑)」。今後も少しずつ種類を増やしていくそうだ。
「グローバルな空間で、いろんな人と交流したいという思いがずっとあった」。朝鮮大学校外国語学部での学びや経験を活かして、その夢を少しずつ形にできていることがうれしいと笑う。
「新たなコミュニケーションが生まれる場にしていけたら」。夏には屋上でのBBQなども計画している。
Shop DATA
〒874-0920
大分県別府市北浜2-12-9
フロント営業時間:7:30~12:00、15:00~23:00
チェックイン16:00~23:00(遅れる場合は要連絡)、チェックアウト10:00
Tel:0977-26-1155、Email:infobeppu@h-sunline.co.jp
客室
和室(1人からOK、最大4人まで)、女性用ドミトリー、男性用ドミトリー ※天然温泉の大浴場あり。一部の和室以外トイレは共用。バスタオル、歯ブラシ、浴衣などアメニティは有料。金額は人数や時期によって変動するため、HP(https://g-sunline.com/beppu/)の予約・空室確認ページにて確認を。