南大阪唯一のハッキョ、7月に新校舎/おいでよウリハッキョ vol.31 南大阪朝鮮初級学校
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「ナンチョ」(南初)の愛称で親しまれている南大阪初級は2010年の開校以来、堺、泉州、西大阪をはじめ、地域で歴史を重ねてきたさまざまな朝鮮学校のルーツや同胞らの思いを受け継ぎながら、南大阪地域で唯一の朝鮮学校として地域の民族教育を一手に担ってきた。開校10周年を迎える今年、新校舎へと学び舎を移し、明るい未来へ向け新たなスタートを切る。
△今月のハッキョ
南大阪朝鮮初級学校校
歴史:大阪府南部地域唯一の在日コリアン初等教育機関として、西大阪朝鮮初級学校と泉州朝鮮初級学校を統合し、2010年4月4日に旧西大阪初級の場所に開校。西大阪初級(旧西成朝鮮初中級学校、68年創立)は、港朝鮮初級学校と堺朝鮮初級学校が統合された学校で、泉州初級は泉北初級と泉大津朝鮮初級学校、南大阪朝鮮初中級学校(初級部)の3校が77年に統合された学校だ。
データ:柳政彦校長/園児・児童数21人/学区:大阪市の南西部(住之江区・住吉区・西成区・港区・大正区・浪速区・西区)と大阪府南部の泉北・泉南・南河内地域(堺市・和泉市・泉大津市・岸和田市・貝塚市・羽曳野市など)
〒559-0011
大阪府大阪市住之江区北加賀屋1-11-1
TEL:06-6685-6505
一人ひとりが主人公!
同校は、児童・園児数は決して多くはないが、その分、全員がスポットライトを浴びることができる。一人ひとりが学校の主人公として主体的に学校生活を送りながら、民族の心や思いやりの精神をしっかりと育んでいる。全校生がみんな仲良く、母校愛が強いことも大きな特徴の一つ。