日本で唯一、幼稚班から高級部まで/おいでよウリハッキョ vol.32 広島朝鮮初中高級学校
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来年、創立75周年を迎える広島朝鮮初中高級学校。日本全国の朝鮮学校の中で唯一、幼稚班から初級部、中級部、高級部までが併設された学校だ。地元広島のほかに、岡山や山口、愛媛、鳥取など幅広い地域から生徒たちが集まる。
△今月のハッキョ
広島朝鮮初中高級学校
歴史:1946年4月16日創立の朝聯大竹初等学院がルーツ。53年に広島朝鮮中学校創立。55年、大竹市の朝鮮学校が広島朝鮮第1初級学校に改称、呉市の朝鮮学校が広島朝鮮第2初級学校に改称。60年、広島朝鮮中級学校に高級部が併設され、広島朝鮮中高級学校に。66年、学校法人広島朝鮮学園が各種学校認可取得。93年、広島朝鮮第2初級が第1初級に統合。96年1月、第1初級と広島中高が現在の場所に移転し、新校舎落成。同年4月、2校が広島朝鮮初中高級学校として統合。16年に学校創立70周年を迎えた。
データ:李昌興校長/園児・児童・生徒数:119人/学区:広島県、岡山県、山口県、四国・山陰地方
所在地:〒732-0048 広島県広島市東区山根町37-50
TEL:082-261-0028
みんなで「統一旗」を囲んで
2歳から18歳までが一つの敷地内で学ぶ。その環境で醸し出される温かい雰囲気も広島朝鮮初中高級学校の魅力の一つだ。
取材に訪れた日は、在日本朝鮮青年同盟広島県本部が6.15共同宣言発表20周年に際した「統一photoプロジェクト」で集めた写真を用いて制作した「統一旗」を学校でお披露目。旗を中心に児童・生徒たちが集まった。