愛される“トンネハッキョ”/おいでよウリハッキョ vol.33 京都朝鮮第2初級学校
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地域に根差して55年目の“トンネハッキョ”を訪ねた。「アンニョンハシムニカ!」。見知らぬ記者にも、人懐こく元気なあいさつが次々と飛んでくる。地域同胞や卒業生たちが愛し、守り続けてきた学校で、今日も子どもたちがすくすくと育っている。
△今月のハッキョ
京都朝鮮第2初級学校
歴史:1945年の祖国解放後、各所に国語講習所が開設される。49年の「学校閉鎖令」後、11月には木造アパートで京都第1朝鮮人小学校を開校。1960年、同校を京都朝鮮第1初級学校と改称し京都市南区に移転。のち、65年4月には西京区の仮校舎で京都朝鮮第2初級学校が開校された。同年10月、現在の場所で新校舎落成。67年に付属幼稚班、75年に中級部を併設。98年、中級部が京都朝鮮中高級学校に統合された。
データ:金栄周校長/園児:13人、児童:38人/学区:京都市右京区・西京区・中京区、向日市、長岡京市、亀岡市
〒615-0924 京都府京都市右京区梅津尻溝町3
Tel:075-861-0608
毎日いきいき!
中庭で野菜を育てて収穫したり、電車に乗って嵐山へ行ったり、京都朝鮮歌舞団から民族楽器や民謡を習ったり、他にも水泳教室、サッカー教室…。同校付属幼稚班では、多様な経験・体験の機会を用意することで、子どもたち自身が気づき、チャレンジする力を育んでいる。この日は、大きく実ったナスやキュウリを切り取ったあと、みんなでプール遊び。豪快に水しぶきを飛ばし、のびのびと楽しんでいた。