大阪・朝鮮学校のたたかい、10年を振り返る/無償化連絡会・大阪がオンライン学習会
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「朝鮮高級学校無償化を求める連絡会・大阪」(以下、無償化連絡会・大阪)のオンライン学習会・リレートーク「大阪・朝鮮学校の闘い、10年を振りかえる」が7月28日に行われた。
運動の意義を共有
学校法人大阪朝鮮学園が2012年9月に大阪府と大阪市を相手取り、府・市内の朝鮮学校に対する補助金を不支給とした処分の取り消しと交付の義務づけを求めた訴訟(以下、大阪補助金裁判)、大阪朝鮮高級学校を高校授業料無償化・就学支援金支給制度の対象としないのは違法だとして、2013年1月、大阪朝鮮学園が国を相手に不指定処分の取り消しおよび指定の義務づけを求めた訴訟(以下、大阪無償化裁判)。国と地方自治体の差別に対し、民族教育の権利を訴えてきた大阪での裁判闘争だったが、補助金裁判では一昨年11月28日付で、無償化裁判では昨年8月27日付でいずれも朝鮮学園側の敗訴が確定した。
大阪の裁判は終結したが、3つの地域(愛知、広島、福岡)で裁判は続いている。一方で朝鮮幼稚園への幼保無償化不適用、新型コロナウイルス禍の中で朝鮮大学校生への給付金支給除外など朝鮮学校に対する差別は拡大中だ。
大阪での朝鮮学校裁判を支援してきた無償化連絡会・大阪は、この間のたたかいを振り返り、その意義を共有しつつ今後の運動の展望を切り開くことを目的に、今年3月に集会を予定していた。集会は新型コロナウイルス感染拡大によって開催できずにいたが、今回、それに代わってオンラインによる連続学習会を企画。初回の今回は、集会で予定していたトークセッションを行った。
学習会には大阪朝鮮学園の玄英昭理事長、大阪朝高オモニ会の申麗順前副会長、城北ハッキョを支える会の大村和子代表、裁判弁護団の任真赫弁護士が登場。無償化連絡会・大阪の藤永壯共同代表が司会を務めた。
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