【特集】コロナ禍に克つ! ウリハッキョ応援キャンペーン
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新型コロナウイルスの感染拡大は、日本各地の朝鮮学校の運営にも暗い影を落としています。そこで今月号は「コロナ禍に克つ! ウリハッキョ応援キャンペーン」と題して、朝鮮学校を具体的に支え、応援するための有益な情報を一挙掲載します。食べて応援、買って応援、参加して応援―各学校や地域社会が行っている取り組みにぜひ加わってみてください。学校に行かなくても、電話で、メールで、スマートフォンでもできます。
子どもたちの笑顔のために緊急の支援を呼びかけます
新型コロナウイルスの感染拡大で、休校を余儀なくされた日本各地の朝鮮学校。緊急事態宣言が解除された後も、各地で感染が続くなか、現場はスローペースで進んでいます。
夜会や運動会、地域住民を対象にしたバザーを延期、中止にせざるをえない学校もあとを絶たず、国の支援策からも外され、学校運営は厳しい状態に置かれています。そこで学校を支援しようと、緊急の支援の輪が広がっています。
千葉県では、日本市民が「コロナウイルスから千葉朝鮮学校を守るカンパ募金」を立ちあげたところ、230人から賛同が集まり、310万円が学校に寄贈されました。コロナ感染拡大を防ごうと、各地の同胞、オモニ、アボジたち、日本の方々が校舎の消毒をしたり、マスクや消毒液を寄贈しています。感染対策は、現実問題として資金が必要だけに、ありがたいかぎりです。
西播朝鮮初中級学校(兵庫県姫路市)では、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、地域青商会からマスク2000枚、地域同胞からマスク2000枚が寄贈され、通学バスを運転していたある日本の方が特別定額給付金(10万円)を、ある女性同盟顧問はコツコツ集めた17万円を寄付してくれる心温まる出来事がありました。
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買って応援! 食べて応援!
新型コロナウイルスが猛威を振るい続けるなか、予定していたイベントがのきなみ中止に追い込まれています。そこで、学校を支えるため、SNSなどでも広がる各地の名物商品を紹介します。
アングンフラワーケーキ [西東京第1オモニ会]
参加して応援
一口運動、キムチ購入、チャリティゴルフ…
お近くの朝鮮学校へ!支援情報一覧
日本各地の朝鮮学校に対する支援活動が、さまざまな形で展開されています。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、新たな緊急支援策も立ち上がりました。お近くの学校をチェックして、ぜひ応援をお願いします。
授業で応援
NKLabo・滋賀と京都でプログラミング授業
毎月、滋賀朝鮮初級学校と京都朝鮮第2初級学校でプログラミング授業を実施している「NKLabo(エヌケーラボ)」。同胞有志らが中心となって2018年に結成した同団体は、子どもたちの未来につながるサポートを模索・展開している。
プログラミング的思考って?
“プログラミング”とは、コンピューターにさせたい動作・処理(=プログラム)を順番通りに書いていくこと。Webページやゲームのみならず各種システム、家電など、日常生活を支える、ありとあらゆるものがプログラムで成り立っている。
IT時代において欠かせない知識であるとの認識から、文部科学省は2020年度から公立小学校でプログラミング教育を必修化すると決めた。近年は子ども向けのプログラミング教材、専門塾も増えている。
プログラミングの基礎知識はもちろんのこと、より重要視されているのが「プログラミング的思考」を養うことだ。ものごとを順序だてて考え、試行錯誤を経て解決策を導く力―。プログラミングを学ぶことによって、そういった問題解決能力を身につけることができると言われている。
そんなプログラミング教育を朝鮮学校で先駆けて実施したのが、有志らによるグループ「NKLabo」だ。…
困窮する子どもたちに支援の手を
公益財団法人 在日朝鮮学生支援会 朴京子代表理事に聞く
公的補助を受けられない在日コリアンの高校生、大学生を対象とした奨学金支給事業を行っている公益財団法人在日朝鮮学生支援会の朴京子代表理事に、活動理念や事業内容などについて聞いた。
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私たちのウリハッキョ支援
コロナ禍で模索、日本人支援者の取り組み
新型コロナウイルスによる感染症拡大という未曽有の事態を受けて、朝鮮学校への支援活動に立ち上がった有志の中には日本人も少なくない。オンラインを利用した学習型の収益事業、フットワークの軽さやネットワークの強みを活かした取り組みなど、従来の枠組みを超えた新たな活動の形が生まれている。
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コロナ支援、ちぐはぐ
マスクは「1条校」と同様/“各種学校”を除外の理由に
新型コロナウイルスの感染拡大が広がるなか、日本政府が国公私立学校や外国大学日本校への財政支援策や奨学金制度を設ける一方、朝鮮学校については、各種学校だという理屈を持ちだし対象から外している。意図的な差別が困窮する教育現場を直撃している。
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以上は特集からの抜粋になります。全文ご覧になるには本誌をご覧ください。購読お申し込みはこちらへ。
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