創立75周年を機に、新たなスタート/おいでよウリハッキョ vol.34 神戸朝鮮初中級学校
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1990年代以降、2度の統合を経た神戸朝鮮初中級学校には、数多くの同胞たちの思いと地域の歴史が詰まっている。今年創立75周年を迎えた同校は、守り続けてきた伝統を土台にしつつ、これからの数十年を考えていく新たなスタートラインに立った。
△今月のハッキョ
神戸朝鮮初中級学校
歴史:1945年10月27日、個人宅にて国語講習所の形態で教育を実施。46年4月、学校名を朝連東神戸初等学院とし、2ヵ所で約300人の生徒を網羅。49年に校舎を竣工し東神戸朝鮮初級学校に。同年の「学校閉鎖令」後も自主学校として継続。62年、幼稚班を併設し現在の場所に新校舎竣工。71年、中級部を併設。95年、阪神・淡路大震災で校舎が全壊するも97年に新たに校舎を建設。99年、東神戸朝鮮初中級学校と西神戸朝鮮初中級学校の中級部を統合し、神戸朝鮮初中級学校に改名、2011年に明石朝鮮初級学校も統合した。
データ:金輝栄校長/園児:27人、児童:47人、生徒:52人/学区:神戸市、明石市全域のほか、一部、芦屋市、尼崎市、宝塚市
〒651-0072 兵庫県神戸市中央区脇浜町1-6-1
Tel:078-251-1104
運動会は大成功!
10月4日には運動会が行われた。新型コロナウイルスの感染対策がとられ時間も短縮されたが、子どもたちはのびのびと競技に参加。保護者参加競技のほか教員同士の対抗リレーなども行われ、笑いあふれるアットホームな時間になった。また、創立75周年を記念して全校生による大農楽も披露! 園児から中級部生徒まで、それぞれ一生懸命に練習してきたサンモや仮面の舞、民族楽器。音楽が終わると盛大な歓声と拍手が送られた。