チェーイルの誇りにあふれ/おいでよウリハッキョ vol.35 東京朝鮮第1初中級学校
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12月15日に創立75周年を迎える東京朝鮮第1初中級学校は、同胞たちが植民地時代から身を寄せ合って暮らした荒川区三河島のトンネにある。園児、児童、生徒は290人と、都内で一番規模が大きい初中級学校で、2014年には同胞たちの力で新校舎が建設された。6457人の初級部卒業生、4340人の中級部卒業生を誇る伝統校だ。
△今月のハッキョ
東京朝鮮第1初中級学校
歴史:1945年12月15日、朝聯荒川支部事務所(三河島)の12畳の部屋で生徒18人、教師1人が集まり国語講習所が始まる。46年、朝聯荒川初等学院と改称。12月、オモニ会結成。47年、木造校舎落成、台東区と北区の朝聯学院を統合し、東京第1朝聯初等学校に改称。49年10月、朝鮮人学校閉鎖令が発令され、東京都立第1朝鮮人小学校に強制移管。55年、3期目の増築工事。55年4月、東京朝鮮第1初級学校と改称。59年1月、全国初の鉄筋校舎を建設。4月、中級部を併設。68年、付属幼稚班が併設。2014年、新校舎を建設した。
データ:文起展校長/園児:44人、児童:177人、生徒:69人/学区:荒川区、台東区、北区、文京区、千代田区、千葉県東葛地域
〒116-0014 東京都荒川区東日暮里3-8-5
Tel:03(3807)3635
第1が一番!
現在、東京第1は100周年を目指した学校作りを目指し、とくに学業で成果を出すという目標を定め、邁進中だ。最高学年の中3の生徒たちは、ドイツで研究生活を送る卒業生とオンラインで対面するなど、コロナ禍の中でも、仲間たちと進路について考えながら日々を過ごしている。
写真は、学校創立75周年祝祭で合唱を披露した後の清々しい1枚。「第1がチェーイル(一番)!」のかけ声に笑顔が広がった。