力戦 奮闘、激闘の軌跡 ―大阪朝高、堂々3位・ 第100回全国高校ラグビー
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大阪朝鮮中高級学校高級部ラグビー部が、「第100回全国高等学校ラグビーフットボール大会」(2020年12月27~21年1月9日、東大阪市花園ラグビー場)に出場し、第89回大会(2009年度)、第90回大会(2010年度)以来となる「花園」3位の結果を収めた。
1戦1戦を全力で挑んだ選手たちの姿は多くの人々に感動と勇気を与えた。(試合の詳報は月刊イオ2月号に掲載)
憧れの「花園」 、貫いた「使命」
今年度の大阪朝高ラグビー部は選手39人(高3・21人、高2・7人、高1・11人)とマネージャー2人、指導者3人で始動した。選手たちは「同胞たちに力と勇気を、後輩たちに夢と希望を与える」という「使命」をスローガンに掲げ、1年間をたたかい抜くことを決めた。
このスローガンを定めた背景には、選手たちが初級部の頃に目に焼き付けた、「花園」で活躍する同部OBたちの姿があった。選手たちは「毎年、年末年始に花園まで大阪朝高ラグビー部の試合を観に行くのが楽しみだった」と口をそろえる。
副主将の李錦寿選手(3年)もその一人だ。「花園」で先輩たちが活躍する姿は「夢と希望を与えてくれた」と、将来は自分も「花園」のピッチに立ちたいと同部に憧れを抱いた…。
勇姿に涙ぐみ、跳びはねる/大阪中高でパブリックビューイング
大阪朝鮮中高級学校高級部ラグビー部が1月3日、「第100回全国高等学校ラグビーフットボール大会」の準々決勝で流通経済大柏(千葉)に14-10で勝利し、10年ぶりとなるベスト4進出を果たした日、東大阪市の同校体育館では、勢いに乗るラグビー部を応援しようと、学校関係者や同校生徒、選手たちの保護者ら約180人が集まり、パブリックビューイング(PV)が行われた。