アルプスの麓でのびのびと/おいでよウリハッキョ vol.42 長野朝鮮初中級学校
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JR島高松駅から歩くこと15分、雄大なアルプスと田畑に囲まれた長野朝鮮初中級学校に到着した。外からは静かに感じたが、校舎に入ると、児童・生徒たちの元気な声が校舎中に響き、記者を迎えてくれた。同校は決して大人数とは言えないが、代々続く「チャンダンノリ(民族打楽器を使った遊び)」の伝統や、オモニ会のクリエイティブな活動など、その底力は計り知れない。
△今月のハッキョ
長野朝鮮初中級学校
歴史:1946年満島朝鮮初等学校を設立するも、「学校閉鎖令」の影響を受け閉校。40年代後半から「ハングル学園」、60年代からは「午後夜間学校」で民族教育を展開し続け、69年4月1日聖高原ホテルを仮校舎に同校が開校した。71年松本市蟻ヶ崎に新校舎を竣工。84年には学校創立15周年を記念し、幼稚班が併設、寄宿舎の改装やコンピューター室が新設された。99年、学校創立30周年を記念して、現在の松本市島内に移転。2019年に創立50周年を迎えた。
データ:河舜昊校長/園児:9人、児童:23人、生徒:19人/学区:長野県全域
〒390-0851 長野県松本市大字島内2643-1
Tel. 0263-40-7963
トンネに響く笑い声
学校に到着するや否や、運動場で鬼ごっこをしていた園児がそのままこちらへ駆け寄り、タッチしてきた。
児童たちは、記者を見るたびにポーズをとる。そして、運動場や教室に記者を案内し、特技を見せる―。その様子を、教員たちがほほえましく見守っていた。
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